北村武資 制作/煌彩錦袋帯
『千草』
煌彩錦は、織生地に紋織を用いながら、文様を織り出す絵緯糸に金糸、または、銀糸を組み入れることによって、細密な煌めきが表現された錦織の織物です。
自然をモチーフとしながらも、幾何学的、そして、シンメトリーにデザイン構成されたこの作品には神聖な空気が漂っているように感じられます。それは、先端が尖った葉を持つ植物には神が宿るとの伝承のせいなのかもしれません。
煌彩錦ならではの澄み切った美しさが、神聖な空気感と、華麗なハーモニーを奏でています。
幸福感に満ちた煌彩錦袋帯です。
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